私自身も以前はそうだったのですが、最初は太極拳にいろいろな流派があることも知らず、さらには、それぞれの流派の中に何種類もの型があることも知りませんでした。(細かくみていくと、無数の型があるようです。)
私は2005年に太極拳をはじめたのですが、知識が全く無くて、色々な流派があること自体も知りませんでした。たまたま「陳式太極拳」を主軸に教えている教室に入会したので、はじめから陳式を習うことになりました。
でも動きが派手で型も結構長いので、全くの初心者だった私が型を覚えることだけでも結構大変なことでした。結局、型を覚えるだけで一年以上かかりました。自分でもよく教室通いを続けられたものだと思います。そこでようやく私もスタートラインにつくことができました。(太極拳は型を覚えてからがスタートになります。)
そして、陳式がある程度できるようになってから、楊式を習うようになりました。
たまたま飛び込んだ教室が、まず「陳式」を主軸に教える教室だったので、特に疑問も持たずに陳式太極拳を習いはじめたわけですが、今考えてみると、私のようなケースは、日本ではある意味、特殊な部類に入ると思います。
(このことについては、また別ページでも書きます。)
というのも、日本では、「楊式太極拳」を教える教室が圧倒的多数のようだからです。
もう少し具体的に書くと、「楊式太極拳24式(簡化太極拳24式)」といわれているものです。日本の大多数、ほとんどの方々は、この「楊式」から入ると考えておいて間違いないと思います。
太極拳には主に5つの流派があるそうで、
・陳式(ちんしき)
・楊式(ようしき)
・呉式(ごしき)
・孫式(そんしき)
・武式(ぶしき)
というそうです。
(これらの具体的な解説は、探せばいくらでもマニアックなサイトさんが出てくるので、もしよろしければ、検索してみてくださいね! ウィキペディアなどでも結構詳しく書いてくれてます。)
この中で主なものは「陳式」と「楊式」のようです。特に陳式太極拳は太極拳の源流であると言われているようです。
(創始一族である陳家によって引き継がれてきたようです。)
そこからいろいろと派生したようですが、その一つが楊式太極拳だそうです。この楊式太極拳という流派の中の、「楊式太極拳24式(簡化太極拳24式)」というのが、中国や日本、そして全世界に普及している太極拳の型のようです。
もし皆様がご近所の太極拳教室を探された時、生活圏内にいくつかの教室が出てくると思うのですが、そのほとんどが「楊式」を主軸に教えているとみていいと思います。
ちなみに、
・呉式(ごしき)
・孫式(そんしき)
・武式(ぶしき)
は、日本でもとてもマイナーなものだと思います。教えている教室も、ほとんどないのではないでしょうか、、(^^;) 陳式の教室や長拳などの動きの激しい中国武術の教室を探す以上に、たぶん教室探しが難しいものだと思います。
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