2007年は、個人的に応援していた桑田さんがMLBを辞められたことが、非常に残念でした。
私が桑田さんを応援するようになったのは、古武術について知ったことがきっかけです。
太極拳に関連して個人的に古武術にも少し興味があるので、古武術で有名な甲野善紀さんの本を読んだりしてますが、その関連で野球の桑田真澄投手のことも気になってました。
甲野善紀さんの本を読んだ時に、桑田さんがトレーニングに古武術を取り入れる経緯が載っていて、非常に興味を持ちました。
確か『 古武術に学ぶ身体操法 』という本だったかと思います。古武術の動きを色々なジャンルに応用する試みについて紹介されていたのですが、その中に一時は引退も囁かれた桑田選手の再起をかけた挑戦が描かれていました。
『 古武術に学ぶ身体操法 』
甲野善紀 著
岩波アクティブ新書
2003/2/5
私は日本の古武術はもちろんのこと、他の武道に関しては経験もありませんので、本で読んだ印象や長年武道をしている知人の話などを参考にする程度の知識ですが、太極拳と動きの似ているようなところがあるのではないかと思い、興味を持っています。
特に下半身からの「崩す(甲野さん言われている井桁崩し)」感覚や、力まず捻らずといった身体に負担をかけない感覚、一瞬にして身体全体の力の流れをコントロールする感覚。
あくまでも私自身が感じた感覚で、上手く説明できていませんが、こういった感覚に太極拳の動きと共通点が少しでもあるのではないかと感じ、ますます古武術にも興味が湧いてきています。
古武術や太極拳の動きを通して桑田さんの野球を拝見すると、何となくですが「力まず捻らず、柔らかく」といった印象を受けます。「柔よく剛を制す」とはいいますが、まさにその言葉がぴたりと当てはまります。
色んなジャンルで注目されている古武術の身体操作。古武術や他の武道の動きなど、日本のスポーツ界もどんどん取り入れてみてはどうだろうかと思っています。
スポーツ選手が武術や太極拳などの身体操作法を練習に取り入れたら、めちゃくちゃ成績が上がるだろうなあと本気で思う今日この頃。
(例えば一般の人でも、太極拳をしたらゴルフの成績が上がるらしいです。ホントに! たぶん力の伝達に無駄がなくなるんでしょうね。)
武術研究者 甲野善紀 氏 (イノベーティブワン)
http://www.innovative.jp/interview/2005/1005.php
(追加)古武術に関する資料について
その後も古武術に関する資料をよんだりしてます。まだまだ読みたい本がいっぱいあります(^^;) 太極拳との関連について、興味が尽きませんね、、
甲野善紀氏と養老猛司氏の対談本
『 古武術の発見 』
(追加) 古武術の関連コラム
2007年夏ころに、朝日新聞の日曜版に、関連コラムが連載されていました。
書き手は、小説家であり武術に精通された多田容子氏。
とかく難しく考えがちな武術について、面白おかしく書かれています。
興味のある方は読んでみてください!
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