2011年3月27日
以前の記事で、太極拳を始めた頃は、こんなに長く続けられるなんて思ってもみなかったということを書きました。
(http://taikyokukendaisuki.seesaa.net/article/192657344.html)
私が今振り返ってラッキーだったのは、初めて習ったのが陳式太極拳だったということです。
日本では、楊式(特に簡化太極拳(24式))を教える教室が、圧倒的多数だと思うのですが、それと比較すると、陳式を教える教室は、ほんのわずかだと思います。
陳式は楊式と比較すると武術色が結構強くて、跳んだり跳ねたり、身体をダイナミックに動かす動作が多くて、型自体がかっこいいんですね。
私が太極拳を始めたきっかけは、「自分の体調不良をなんとかしたい」というものだったのですが、陳式太極拳を習っているうちに、「あ、陳式ってかっこいいな!」って思うようになりました。
今振り返ってよく考えてみると、この気持ちの変化はとても重要なものだったと思います。
もし私が楊式から入っていたら、そういった気持ちの変化が起こるのは、もっと遅かったかもしれませんし、今のように続けていたかどうかも分かりません。もしかしたら、もっと成長のスピードは遅かったと思います。
(かといって楊式が面白くないという意味ではありませんよ(^^) 最近は楊式も好きです!)
運動を始めるきっかけというのは、人それぞれ色々な理由があると思うのですが、「〜すべき」というところから入っていきがちだと思います。
私が持っていた「自分の体調不良をなんとかしたい」という気持ちも、結局は「体調不良を改善させるには、運動”すべき”」というもので、「〜すべき」というところから入っていったと思います。
でも、「〜すべき」というところから入っていくと、どこかで無理が生じてくるんですね、、、 精神的に疲れてくるんだと思います。
やっぱり「楽しい」という気持ちがないと、物事はなかなか続けられるものではないと思います。私自身、それを痛感してます。
私の場合、先にも書いた通り、「陳式ってかっこいいな!」という気持ちの変化が起こったことが、とても重要なことだったと思います。
その時から、「〜すべき」から解放されて、太極拳が純粋に「好き」になったんだと思います。
これから運動を始めてみようかなと思われる方もおられると思うのですが、「運動すべき」とかあまり考えない方が、意外といいんじゃないかなと思って、書き留めておきました。
私と同じように、「〜すべき」という気持ちから運動を始めても、続けているうちに、少しずつ気持ちが変化してくることもあると思うので、しばらく頑張って続けてみてくださいね!
(ちなみに、これはダイエットなどにも言えることかもしれません。「ダイエット」のことを考えるのをやめたら、たぶん自然にやせられるのかもしれません。ダイエットのことを忘れるくらい何かに打ち込んでいれば、自然に健康管理ができるのかもしれないですね。なかなか一言でいえることではないのですが。。。(^^;))
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