2011年11月8日
スポーツの秋だからという訳でもないけど、健康に関連して思い出したことがあった。
先月(10月)に、たまたまテレビで、日野原重明先生(聖路加国際病院)のドキュメントを観た。
日野原先生はご長寿の現役医師として有名。この10月で、100歳を迎えられたとのこと!
NHKスペシャル|日野原重明 100歳 いのちのメッセージ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/111008.html
番組をほんの15分程度観ただけなのだが、先生が普段の生活で心がけておられることについて、少しばかり知ることができた。
やはり意識的に運動するようにされているようだし、当然食生活にも気を使っておられるようだった。
それでも、やはり年齢とともに身体の衰えが出てくるそうで、この数年あまりの間に筋力が衰えてきているそうだ。そのことに、先生自身も少しショックを受けておられるような感じだった。
でも、そこで終わらないのが日野原先生のすごいところ!
トレーナーをつけて筋トレに励んでおられる様子が、テレビで紹介されていた。
(番組のサイトページに写真が載ってました)
先生も「100歳になってから筋トレを始めようと考える人は、たぶんいないだろう」といったことを、笑いながら言われていたのが印象的だった(笑)
ちょっと話が脱線するが、同じ頃、ラジオで映画評論家の方がこんな話をされていた。
(うろ覚えで申し訳ないです。)
映画監督の新藤兼人さんは、99歳で今なお現役でご活躍であるが、その新藤さんは、身体がものすごく肉厚なのだそうだ(恐らくすごい筋肉質)
(現在はご高齢のため分かりませんが、若かりし時はものすごく肉厚の身体をされていたようです。)
そのため、映画制作のために生活は慎ましくも、スーツだけはオーダーメイドなんだとか。
文化講演会|NHKラジオ第2 文化番組
「海外映画祭にみる作品の評価と魅力」
http://www.nhk.or.jp/r2bunka/bunka/1110.html
日野原先生や新藤さんの他にも、これまでにテレビなどのメディアで長寿の方々を紹介した番組をいくらか観たことがある。
そういった番組を通して感じるのは、「長生きの方は、やはり努力をされている」ということにつきる。
長年の暮らしから、食事法や運動法といった健康管理方法を独自に考えられて実践されている方も多いように感じる。
そして、生きる目的・目標をハッキリ持っておられるというのが、長寿にとっての最大の秘訣だと思う。
個人的な想像になるが、日野原先生は、医師としての使命感や、ご自身を実験台にした長寿法の実践といったことだろう。
また、新藤さんはいい映画を撮ることだろう。その他にも、ご長寿の方々には、何かしら生きる目的・目標をもっておられるように思う。
現役で仕事を続けておられる方もあるだろうし、趣味などの楽しみを何か続けておられる方も多いだろう。
元気に歳を重ねられている方々の姿を拝見する度に、清々しい気分になるし、「人」の可能性を感じずにいられない。
私もあやかりたいものである。
そのためにも、私も太極拳を頑張って続けよう!(笑)
その後・・・
2012年5月29日、新藤兼人さんが老衰のため亡くなられたそうです。本当に残念でなりません。新藤さんには、もっと映画を撮り続けてほしかったです。
映画監督 新藤兼人さんが死去 100歳 - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120530/ent12053016140016-n1.htm
あらためてご冥福をお祈りいたします。
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